ゆかと別れの日。
夜はなかなかお互い寝付けんくて、
ゆかはわんわん泣くし、
色々思いも話してくれた。
泣かんと決めてたけど、
さすがにバレん程度にこぼれてしまったよ。
ゆかは俺の時間をだらだら奪ったって言うけど、俺もそう思ってる。
ほんまに苦労ばっかりかけて、
寂しい思いもさせてしまってたな。
ごめんよ。
心配症なところ、
機嫌を取ろうとしてくれるところ、
とにかく優しくしようとしてくれたこと、
ここに書ききれないけどほんまに感謝してる。
ありがとう。
思い出を振り返ればキリないし、
心から溢れ出してまいそうやから。
あんなに地位、権力、お金とかで
人を見ない人は初めて出会ったから。
ほんまに良い奴すぎたよ。
俺には勿体ないくらい。
前に進むにはちょっと足が重い。
ずっと忘れないよ。
おかんにこの話したら、悲しがってたな。
俺と付き合うから相当良い奴って分かってたんやろな。
でも、お互いの先の人生を考えると
遅かれ早かれこの決断になってた。
ゆかを変えてあげれなかったことが1番の後悔。
優しくありたい。
もう去年の66月頃からこの話してたから
心の準備は出来てた。
仕事から帰ってきたら泣くかなと思ってたけど、意外とすんなり受け入れてる。はず。
実感がないだけやろうけど。
ただ、もう切り替えてるってのもあるよ。
でも、今日はゆかさんのことだけ。
しっかり噛み締めるよ。
ほんまに2年間ありがとう。
元気でな。